とらのあなってなあに?

とらのあなってご存知ですか?秋葉原を本拠地にしてインディーズコミックや同人誌の販売をするコミックとらのあなが有名ですが、最近ではWebラジオやWebコミック、ケータイサイト「@とらのあな」、「Webだよ。」などのデジタルコンテンツ配信、出版、飲食などその活動範囲を大幅に広げています。
そこでちょっと とらのあな について解説してみましょう。
「とらのあな」という社名は、ごぞんじタイガーマスクに出てくるプロレスの秘密結社「虎の穴」に由来しています。コミックをビジネスにするには最適なネーミングですね。
1994年の6月、一号店はオタクのメッカ秋葉原に創業されました。代表者は吉田博高という人で、もともとは株式会社、ソフマップの社員でした。
創業時は、秋葉原の路地裏にある小さな雑居ビルの3階の一室、たった10坪の小さな手作りの古書店だったのです。
当時はとらのあなといえばコミック同人誌、中古のコミック同人誌が手に入るという古書店にしか過ぎませんでした。
口コミで訪れるコミックマニアやオタッキーと呼ばれる若者達の感性をがっちり捉えた品揃えは、瞬く間にとらのあなをコミックマニアのメッカに変貌させました。
まさに現在も続くオタク文化の発祥地といわれる通り、今では伝説のお店になっています。

とらのあなの事業展開

とらのあなは秋葉原の小さな10坪のお店で始まりましたが、現在では自社ビルを新築してかまえるほどの巨大企業に変貌しました。
では何故、とらのあなが現在のような成功を収めたのでしょうか?それは当時のコミック界のニーズに的確にコンセプトがマッチした結果に他ありません。
普通の書店では見つけるのが困難なインディーズコミック、コミック同人誌をメイン商品に持ってきたアイデアがぴったりと与える側と与えられる側の思惑に当てはまったのです。
開店当時はメジャーデビューしていないクリエイターたちはたとえ読者の心を掴む面白い作品を創り上げてもその作品を発表する場がほとんどありませんでした。
そこで、とらのあなはそれらのクリエイターたちに発表の機会、チャンスを与えたのです。
今ではそこそこ名前の通ったコミック・クリエイターたちの中にも、とらのあながなければ世に出れなかった作家達がたくさんいるくらいです。
現在では、なんと7000名を超える作家や造形、CGのクリエイターの作品をとらの穴は扱っています。それらのクリエイターたちが創作した作品やキャラクターはとらのあなの自社流通網を通って全国のマニアの手元へ届いています。
コミックにとどまらず、キャラクターグッズなどの事業にも進出し、マニアの心をしっかりと掴んでいるとらのあな商法はまさに、現代が生んだオタク文化の梁山泊といえるのではないでしょうか。
創業者の吉田博高は、そのオフィシャルサイトで、「お客様・クリエイター・スタッフすべての人々に『ワクワク』を提供する企業を目指して行きます」と公言しています。
これからも とらのあな は変わりゆく若者の嗜好を的確に掴んでいくことでしょう。

とらのあなの全国店舗情報とミニ知識

* 札幌店(札幌市)、仙台店(仙台市・クリスロード)、 秋葉原1号店(東京都・秋葉原)、秋葉原本店(左と同じ)、池袋店(東京都・池袋)、新宿店(東京都・新宿)、町田店(東京都・町田市)、横浜店(横浜市・横浜駅西口)、名古屋店(名古屋市・久屋大通)、梅田店(大阪市・梅田)、なんば1号店・2号店(大阪市・難波)、三宮店(神戸市・三宮)、広島店(広島市・本通5丁目)、福岡店(福岡市・北天神)が現在営業している全国のとらのあなの店舗です。
またとらのあなにはイメージソングで『ここだよ。』 - (歌:UNDER17)という歌まであります。ボーカルの桃井はるこは、とらのあな創業当時、向かいのジャンク屋でアルバイトをしていたそうです。
とらのあなは秋葉原に「Cafe with Cat」というカフェも経営しています。店員が全員、ネコ耳をつけた萌え萌えの可愛い子ネコとなれば一度は足を運んでみたくなりますね。

とらのあな
の広告キャラクターの専属イラストレーターはむっくという名前のイラストレーターが担当しています。雑誌広告漫画「とらのあなの美虎ちゃん」も同じくむっくが担当しています。
現在の出版事業としてはコミック以外にも2001年2月に創刊された『とらだよ』や無料情報誌『Princess Note』、コミックとらのあなの通信販売カタログ『虎通』など多数の出版物があります。
とらのあなの情報誌の掲載記事では漫画・アニメの情報のほか松来未祐や門脇舞といった人気声優のコラムやエッセイ、クリエイター、漫画家のインタビューなどが人気があるようです。

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